「パシフィック・リム」(ギレルモ・デル・トロ監督)

 太平洋の海底の「裂け目」から現れたKAIJUによって危機に陥った人類は、2人のパイロットの心をシンクロさせることで操縦する人型兵器「イェーガー」を開発し、KAIJUに対抗した。最初は勝利を収めていたイェーガーだが、KAIJUの方も進化し、人類は劣勢になって行った。
 かつてイェーガーのパイロットだったが、戦いでパートナーだった兄を亡くしたローリー(チャーリー・ハナム)は、スタッカー司令官(イドリス・エルバ)の要請で5年ぶりにパイロットに復帰した。新しいパートナーは日本人の森マコ(菊地凛子)。
 KAIJUの襲撃によって使えるイェーガーもパイロットも減っていき、各国首脳陣は「壁」を作ってKAIJUの進撃を阻もうとするが、その壁も大して役に立たなかった。今や香港の基地に4体しか残っていないイェーガーを使い、「裂け目」に爆弾を投げ込んで塞ぐ作戦が立てられるが……。


 特撮ヲタクのデル・トロ監督による21世紀の怪獣映画。なんせ怪獣と巨大ロボットが肉弾戦する映画ですぜ! 監督のこのジャンルへの愛、確かに受け取った!!
 これ、私のツイッターのTLではかなり見てる率が高そうなんですが(笑)、この映画が好きな人を劇場に集めて、歓声いくらでも上げてもOKにして、みんなで思いっきり叫びながら見たらすごく楽しそうな気がします。てかやりたい。「ジプシー・デンジャー来たああああ!」とか、「ロケットパンチ(エルボーロケット)!」とか、「チェーンソード!」とか、叫びつつ見たらきっと楽しいぞ!
 色々ツッコむところはあるかも知れないが、最初から最後まで手に汗握って見れました。好きな人には多分たまらない。日本ではもうこの手のは作りにくいのかな、とも思いますが、この手の元祖の日本映画もがんばって欲しいな。
 私はこれを3D吹替版で見たんですが、そうそうたる声優陣*1に混ざって違和感のなかったケンドーコバヤシさん、すごくね? 
 ところで、面白学者コンビのハーマン(声:三ツ矢雄二さんの方)って、ちょっとだけ爆笑問題の太田さんに似てると思ったのは私だけですか。

*1:杉田智和さんとか林原めぐみさんとか玄田哲章さんとか古谷徹さんとか三ツ矢雄二さんとか千葉繁さんとか!